動物看護師が教える!軟便・下痢時のキャットフードのおすすめ3選と対処法

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「おうちの猫の便が軟らかい…何を食べさせたらいいの?」

「軟便・下痢の時におすすめのキャットフードって何?」

猫が軟便・下痢を起こす原因は色々とありますが、なかでも多いのは「そもそものキャットフードが合わない」ことなんです。

実際、お腹の調子がよくないといって動物病院に連れてこられた猫の半数以上は、食事による消化不良やアレルギーで軟便・下痢を起こしています。

とはいえペットショップやインターネットで売られているキャットフードは種類が多すぎて、どれを選べば良いか迷ってしまいますよね。

食事による軟便・下痢は、適切なキャットフードを与えることで改善・予防することができます。

もし愛猫が明らかな病気以外の理由で軟便・下痢をしているなら、とことんお腹に良い成分が入ったキャットフードを選びましょう。

そこで今回は、動物看護師の私がおススメする愛猫の軟便・下痢対策に効果的なキャットフード3つを選び方のポイントともにご紹介します!

病院に連れて行くべき症状の見極め方や軟便・下痢時に摂取したい成分・避けたい成分なども合わせてご説明しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

1分でわかる!軟便・下痢時におすすめのキャットフード

動物看護師の私が愛猫の軟便・下痢対策としておススメするのは、以下の3商品です。

1分でわかる!軟便・下痢時におすすめのキャットフード

これらのキャットフードには腸内環境を整える効果が期待できるので、軟便・下痢の改善はもちろん予防としてもおススメ。

愛猫にどのキャットフードを与えるべきか迷ったら、まずはこの3つから選べば効果を実感しやすいですよ。

まずは試して!消化器サポート(ロイヤルカナン)

おススメポイント

  1. 軟便や下痢をしている猫のために開発された特別療法食
  2. ロイヤルカナン独自の製法で作られた超高消化性小麦タンパク配合
  3. 407kcal/100gと高エネルギーなので、食欲不振・小食の愛猫も十分栄養が摂取できる

ロイヤルカナンを3分チェック

お腹に優しいプレミアムフード!ホリスティックグレインフリーキャットフード(クプレラ)

おススメポイント

  1. 消化しやすい白身魚が主原料
  2. 腸内環境を整える効果が高いプロバイオティクス配合
  3. 徹底したグレインフリーで、穀物アレルギーを持つ愛猫でも安心

クプレラを3分チェック

アスタキサンチンで体質改善!サーモン&チックピー(ナチュラルバランス)

おススメポイント

  1. 主原料は栄養豊富なサーモンとヒヨコ豆
  2. 腸の働きや新陳代謝を活発にするビール酵母配合
  3. ヒヨコ豆に含まれる食物繊維には腸内の有害物質を排出するデトックス効果あり
  4. カロリー控えめでぼっちゃり猫のダイエット食としてもおススメ

ナチュラルバランスを3分チェック

正常な便の状態を知っておこう

正常な便の状態を知っておこう

あなたは、愛猫の正常な便の状態を知っているでしょうか?

健康な時の便を知っておくことで、軟便かどうかの見分けがつきやすくなります。

愛猫の体調の変化にいち早く気付けるように、正常な便とそうでない便の見分け方を知っておきましょう。

猫の便の6つのタイプ一覧

良いうんちはバナナ型

猫がバナナ状の便をするのは、食べ物の消化吸収が正常に行われている証拠です。

正常な便は程よく湿っていて滑りが良いので、排出後に肛門周りが汚れることもありません。

バナナ状の便はほとんど力まずに排出できることから、トイレに入っている時間が短いという特徴があります。

水分含有量は70~80%ほどが理想

健康な猫の便には水分が70~80%ほど含まれており、70%を下回ると徐々に固くなっていきます。

便の水分量が減ってしまうのは、便が腸内に長時間留まって排泄されず、水分が吸収されすぎてしまうことが原因です。

水分の摂取不足などによって便の水分がもともと少ないと、腸から肛門にかけて進むスピードは更に遅くなります。

正常な便の色は茶色系

猫の正常な便の色は、黄金色や茶色など茶色系統の色全般です。

便の色は大腸の通過時間によって決まっていて、通過時間が短いほど色が明るくなる傾向があります。

そのため、猫が白色・灰色・黒色・赤色などの便をした場合は、なにか体に問題が起こっていると考えられます。

ただし、茶色系統の色でも下痢をしている時は、病気やストレス・消化不良などを起こしている可能性があるでしょう。

大きめのかりんとうサイズがベスト

正常な猫の便は通常、大きめのかりんとうくらいのサイズをしています。

猫の体格や食事量によって多少大きさは変わりますが、基本的には人間の小指から人差し指くらいが理想的です。

猫が小さくてコロコロした便をしている場合は、便の水分量が足りておらず便秘ぎみの証拠なので、便秘対策用のフードを与えてください。

逆に猫の便が大きすぎるような場合は、キャットフードに含まれる成分を上手く消化できていない可能性があります。

猫が軟便・下痢になる原因は?

猫が軟便・下痢になる原因は?

猫が軟便・下痢になる原因は様々ですが、大きくは以下の2つに分けることができます。

  • 病気(ウイルス・細菌・寄生虫・腸炎や膵外分泌不全症などの基礎疾患など)
  • 生活環境(食べ過ぎ・食物アレルギー・フードが合わない・ストレス・毛玉詰まりなど)

元気も食欲もあるけれどお腹がゆるい…という場合は、主に生活環境が原因です。

病気や中毒とは違い、生活環境が原因の下痢はすぐに深刻な事態になることはありません。

神経質な猫は、工事の音や模様替えなど些細なこともストレスに感じてお腹を壊すこともあります。

フードの切り替えや引越しなど、猫の生活環境で最近なにか変わったことがなかったかどうか考えてみましょう。

子猫は腸内環境が崩れやすく、下痢になりやすい

子猫の時期は腸内環境が崩れやすく、病気などの問題がなくても下痢を起こすことがあります。

子猫は腸内環境が崩れやすく、下痢になりやすい

成猫の場合は消化器官がしっかりと発達しており食べ物の消化吸収がスムーズですが、子猫の消化器官はまだ発達中。

消化の途中で食べ物を排出してしまうこともよくあるので、軟便や下痢をよく起こしやすいんですね。

また、成長途中である子猫は食欲旺盛で、与えれば与えただけキャットフードを食べてしまいます。

私たち人間もそうですが、あまりたくさん食べ物を食べ過ぎると、消化器官に負担がかかって軟便や下痢を起こします。

子猫がおねだりする姿はとても可愛いのでついフードやおやつを与えてしまいますが、与え過ぎないように気をつけてください。

シニア猫の下痢が続く時は病気の可能性も

シニア猫の下痢が続く時は病気の可能性も

7歳以上の猫が慢性的に軟便・下痢を起こしている場合は、腎不全や甲状腺機能亢進症などの病気が原因の可能性があります。

普段と同じ種類・量のフードを与えており、ストレスの原因も特に思い当たらないような時には、一度かかりつけの病院で検査を受けましょう。

病気が原因で軟便・下痢をしている場合、食欲不振や体重減少・水をよく飲むようになるなど、下痢以外にも様々な症状が一緒に現れます。

多くの病気は血液検査や糞便検査など比較的簡単な検査で診断できるので、半年に1度は健康診断代わりに受けることをおススメします。

また、子猫の時は未熟だった消化器官ですが、年齢を重ねると今度は胃腸機能自体が低下していきます。

胃腸機能が弱ってくると、病気やストレスなどのトラブルがなくても軟便や下痢を引き起こす可能性は高くなります。

愛猫の便がなんとなくゆるいかな?と思ったら、消化しやすいフードに切り替えたり、フードをふやかすなどの工夫をしてくださいね。

原因は小腸・大腸どっち?猫の軟便・下痢の症状表

原因は小腸・大腸どっち?猫の軟便・下痢の症状表

猫の軟便・下痢は、小腸に問題があっても大腸に問題があっても起こります。

どちらに問題があるかによって適切な対処法は違うので、正確に見極められるようになると安心です。

小腸性の下痢か大腸性の下痢かを見極めるためには、便の内容と猫の様子を観察することがとても大切です。

小腸性の下痢 大腸性の下痢
排便回数 1~2回/日 複数回
便の色(※血液を含む場合) 黒っぽい 鮮血・赤みがある
便の量 大量 普通か少量
いきみ(しぶり) なし あることが多い
粘液の有無 なし あることが多い
その他特徴 水をよく飲む・よくオナラが出る・お腹が膨れる、音がなる 嘔吐・食欲不振・お尻をかゆがる
考えられる主な病気 腸疾患、膵臓疾患・肝疾患、甲状腺疾患など 腸の炎症、腫瘍・各種疾患、異物誤飲など

小腸性の下痢が続くと、徐々に体重が減っていく

小腸性の下痢の特徴として、「徐々に体重が減っていくことが多い」というものがあります。

小腸性の下痢は排出される便の量がとても多いので、キャットフードに含まれる栄養素がほとんど吸収されずに出てしまっているのです。

そのため子猫が小腸性の下痢をするようになってしまうと、成長時期に体重が増えないので臓器や筋肉の発達が不十分になってしまう可能性も。

子猫が下痢をしている場合は、たとえ元気な様子でも早めに動物病院で診察を受けるようにしましょう。

血便の色をみれば小腸性か大腸性か判断しやすい

小腸・大腸どちらに問題があるのか見極めるポイントはいくつもありますが、もっとも分かりやすいのは血便の色です。

大腸に問題が起こって出血している場合は血液が肛門から排出されるまでの距離や時間が短いので、便は赤く染まります。

対して小腸は大腸よりも上に位置しているので、体外へ排出される頃には血液が酸化して黒いタール状の血便になるというわけですね。

ポイントを押さえた症状の説明ができるようにしよう

小腸・大腸どちらに問題が起こっているのか大体の目安をつけておくことで、獣医師へポイントを押さえた症状説明ができるようになります。

動物病院にかかる時はどうしても気持ちが慌ててしまいますが、適切な治療を受けるためには情報を正確に伝えなければいけません。

小腸性か大腸性かによって考えられる病気や検査は変わってきますので、できるだけ適切な表現ができるようにしておきましょう。

病院に連れていくべき軟便・下痢症状の見分け方

病院に連れていくべきかどうかの目安としては、主に以下の項目が挙げられます。

もしひとつでも以下の症状に当てはまるものがあれば、かかりつけの動物病院で診察を受けましょう。

チェック項目 チェック
1.激しい下痢をしている
2.下痢が2日以上続いている
3.下痢に血が混じっていることがある
4.便のニオイがいつもと違う
5.脱水して皮膚に張りがないようだ
6.最近、痩せてきたように感じる
7.白い糸・種のようなものが混じっている
8.食べてはいけないものを食べた
9.嘔吐や食欲不振など下痢以外の症状がある
10.お腹が膨らんでいる・触ると嫌がる

7.は、お腹に寄生虫がいる可能性が

便に白い糸や種のようなものが混じっている場合は、回虫などの寄生虫に感染している可能性があります。

寄生虫のなかでもコクシジウム・トリコモナス・ジアルジアなどの原虫類は特にタチが悪く、子猫が感染すると水様性の下痢や発育不良を起こします。

成猫は感染しても無症状なことが多いので気付かれにくいですが、子猫の場合は命にも関わる重大な病気だといってよいでしょう。

寄生虫症はかなり感染力が高いので、できるだけ早期発見し、駆虫薬による早期治療を心掛けなければいけません。

1.3.8.9.10は、中毒症状を起こしているかも

猫が中毒症状を起こしている場合は、下痢だけではなく嘔吐や元気消失などの様々な症状が全身に現れるようになります。

特に大量の血が混じった下痢をするような時は中毒の可能性が高いので、一刻も早く動物病院で治療を受けなければいけません。

猫が食べてはいけないものは意外とたくさんある

ネギ類全般・チョコレート・コーヒー(カフェイン入り飲料)・アボカド・アルコール・トマトの葉・キシリトールなど。

洗剤や殺虫剤、人間用の薬・サプリはもちろん、特定の植物や香辛料をかじったり舐めたりすることで中毒を起こすこともあります。

また、猫はアロマやハーブなどの香りにも敏感で、種類によっては部屋に置いていくだけで腎不全や肝機能障害を引き起こすことも。

ちなみに、犬が食べると中毒を起こすことで知られているブドウやレーズンですが、猫にとって有害かどうかはまだ分かっていません。

とはいえ、実際にブドウを食べることで腎組織が破壊され急性腎不全を起こすケースも考えられますので、けっして食べさせないようにしてください。

下痢は子猫やシニア猫にとって命取りになりやすい

子猫やシニア猫は免疫力が低いので、ちょっとした体の不調でも命取りになることがあります。

特に子猫が下痢をしている場合は、ウイルスや寄生虫・細菌などが原因の感染症にかかっている可能性が考えられます。

昨日まで元気そうにしていた子猫が今日はぐったりして動かない…というようなことも充分あるので、子猫が下痢をした時は早めに受診しましょう。

詳細解説!軟便時・下痢時におすすめのキャットフード3選

1分でわかる!軟便・下痢時におすすめのキャットフード

愛猫が軟便や下痢をしている時には、胃腸の負担が少ない食事を与える必要があります。

消化がよく、かつ腸内環境を整える効果のあるキャットフードを与えて、愛猫の消化機能を正常に戻してあげましょう。

ここでは、軟便・下痢時はもちろん、お腹の弱い愛猫に普段与える食事としてもおススメできるキャットフードを3つご紹介しましょう!

消化器サポート:獣医師のお墨付き!愛猫の軟便・下痢で悩んでいるならまず試してほしいフードです

消化器サポート:獣医師のお墨付き!愛猫の軟便・下痢で悩んでいるならまず試してほしいフードです

※画像引用:https://www.royalcanin.co.jp/vets/product_cats/GASTRO+INTESTINAL+/

  • 特徴:軟便や下痢をはじめ、消化器疾患を持つ猫のための特別療法食
  • 期待値:★★★★(効果あり、グレイン使用、人工添加物使用という結果から)

愛猫の軟便・下痢で悩んでいる方にまず試してほしいのが、ロイヤルカナンの消化器サポートという商品です。

このキャットフードには、消化機能の弱った胃腸でも消化できるように消化率90%の超高消化性小麦タンパクが配合されています。

超高消化性小麦タンパクとは、小麦から取り出したタンパク質をロイヤルカナン独自の製法で取り出した、とても分子の小さい物質です。

超高消化性タンパクは消化吸収がとても優れており、軟便・下痢時の弱った胃腸でも問題なく消化できるような工夫がされています。

※「小麦」と聞くとアレルギーを心配してしまいますが、超高消化性小麦タンパクはアレルギー反応が起こる前に消化されてしまうほど消化性の高い物質です。

そのため、たとえ小麦にアレルギーのある愛猫が食べたとしても軟便や下痢を起こす可能性は極めて低いので、あまり不安になる必要はありません。

またこの商品には、善玉菌を増やす作用のあるフラクトオリゴ糖も配合されているので、胃腸環境の改善にも効果的。

獣医師の指示のもと与えるのが望ましい特別療法食ではありますが、普段から食べさせておくことで軟便・下痢の予防にもつながりますよ。

ただし、ロイヤルカナンは穀物であるトウモロコシ、および酸化防止剤としてBHAなどの人工添加物を使用しているフード会社です。

人工添加物は猫の体に悪影響を及ぼすとされていますが、研究の結果「規定量以上を毎日欠かさず摂取する」などでなければ問題はないとも明言されています。

個人的には時間の経過や保存状態によって劣化したフードのほうが有害だと思っていますが、気にする方には別のフードをおススメしています。

少量でも栄養が摂れる高カロリー・高エネルギーな食事

ロイヤルカナンの消化器サポートは、100gあたり407kcalと圧倒的な高カロリーなので、少量でも十分エネルギー源になります。

軟便・下痢時は体に必要な栄養が便と一緒に排出されてしまうので徐々に元気がなくなっていきますが、それでは回復も遅くなってしまうもの。

しかし消化サポートのように高カロリーなキャットフードなら、食欲がなく少量しか食べられなかったとしても充分栄養を補給することができるんです。

消化器サポートは猫の嗜好性に合った味付けがされているので、病気療養後の猫に与えることで食欲が戻るきっかけになるといった効果も期待できるフードです。

実際、動物病院では消化器疾患で治療中の猫に消化器サポートを与えることも多く、獣医師からの信用が高いキャットフードといえます。

消化器サポート(可溶性繊維)と間違えないで

ロイヤルカナンからは消化器サポート(可溶性繊維)という商品も出ていますが、これは便秘猫用なので間違えないようにしましょう。

ただし、この2商品の違いは「可溶性繊維と不溶性繊維の種類と量」なので、下痢の愛猫に与えても症状が悪化したりすることはありません。

とはいえ、より効率よく軟便・下痢を落ち着かせてあげるためには、消化器サポートを食べさせるほうが良いので、間違えないようにしてくださいね。

ロイヤルカナンを3分チェック

ホリスティックグレインフリーキャット:消化の良い白身魚を使用!プロバイオティクス配合フード

ホリスティックグレインフリーキャット:消化の良い白身魚を使用!プロバイオティクス配合フード

※画像引用:http://www.cupurera.com/products/catfood.html#product11

  • 特徴:お腹に優しい白身魚が主原料のグレインフリーフード。不溶性食物繊維と可溶性食物繊維のバランスも◎
  • 期待値:★★★★★(効果あり、グレイン不使用、人工添加物不使用、プロバイオティクス配合という結果から)

軟便・下痢だけではなく、便秘など消化器系のトラブル全般に効果が期待できるフードといえば、クプレラ社のフードでしょう。

なかでもこのホリスティックグレインフリーキャットは主原料に白身魚を使用しており、弱った胃腸でも消化しやすいという特徴があります。

また、あまり知られていないのですが、猫の食物アレルギーで多い食材は「1位が牛肉、2位が鶏肉、次いで小麦やトウモロコシなどの穀物」なんですよ。

鶏肉はキャットフードの原料としてもっともよく使用される食材ですが、実は猫が2番目に食物アレルギーを起こしやすい食材でもあるんですね。

その点、魚が主原料のホリスティックグレインフリーキャットなら、鶏肉にアレルギーのある愛猫にも安心して与えることができます。

更にこのフードには、腸内環境を整える作用のある生きた微生物「プロバイオティクス」が豊富に配合されており、胃腸機能の弱った愛猫の食事には最適です。

プロバイオティクスが入っているキャットフードはいくつかありますが、微生物の名前までしっかりと原材料に記載している商品はかなり珍しいのではないでしょうか?

クプレラの商品は猫本来の食事で得られる栄養素にできるだけ近い状態を、というコンセプトで作られているので、愛猫のおなかに優しい成分ばかりが配合されています。

穀物類はいっさい不使用!徹底したグレインフリーで圧倒的な安心感

ホリスティックグレインフリーキャットには、トウモロコシや小麦・マメ類などの穀類がいっさい含まれていません。

一般的にペットフード業界でグレイン(穀物)といえばトウモロコシや小麦のことであり、マメ類や植物の種子などは別物と考えられています。

これは、マメ類や植物の種子は数ある穀類のなかでも猫が消化しやすいもの(アレルギーの原因になりにくいもの)だから大丈夫、という何とも曖昧な理由から。

確かにトウモロコシや小麦に比べるとアレルゲンになりにくいマメ類や種子ですが、胃腸機能の弱った愛猫にはできるだけシンプルなフードを食べさせてあげたいですよね。

ホリスティックグレインフリーキャットは徹底して穀物・穀類を排除しているフードなので、とても安心感があるフードといってよいでしょう。

クプレラを3分チェック

サーモン&チックピー:チキンにアレルギーのある愛猫におススメ!皮膚トラブルにも効果的です

サーモン&チックピー:チキンにアレルギーのある愛猫におススメ!皮膚トラブルにも効果的です

画像引用:https://www.axiscoltd.com/natural_balance/salmon_chickpea_catdry.html

  • 特徴: 低カロリーで豊富な栄養を含むサーモンが主原料。皮膚トラブルにも効果が期待できる。お腹に優しいビール酵母配合。
  • 期待値:★★★★(効果あり、グレイン不使用、人工添加物不使用、ビール酵母配合という結果から)

サーモン&チックピーは軟便・下痢改善はもちろん、皮膚の痒みや赤みといった皮膚トラブルの改善にも効果が期待できるキャットフードです。

長年こちらのフードを購入している飼い主さんの中には「もともとお腹が弱い愛猫のためにと思って与えていたら、いつの間にか毛艶が良くなっていた」なんていう嬉しい驚きも。

サーモン&チックピーの主原料は名前の通りサーモンとヒヨコ豆(チックピー)なので、動物の肉にアレルギーのある愛猫にも安心して与えることができます。

上の2つに比べてカロリーが控えめなので、ぽっちゃり猫ちゃんの健康的なダイエット食としてもおススメしたいキャットフードです。

サーモンに含まれるアスタキサンチンで疲労回復・老化防止・腸内環境改善

サーモンに含まれるアスタキサンチンという成分には、腸内環境を整える作用をはじめ、疲労回復や老化防止など様々な働きがあります。

アスタキサンチンはビタミンEの約1000倍も抗酸化作用が高いといわれており、私たち人間も日々積極的に摂取することが推奨されている物質です。

しかし、サーモン以外にアスタキサンチンを含む食材は割と少なく、意識して食べるようにしなければ十分な量を摂取することはできません。

サーモンが贅沢に使用されているサーモン&チックピーは、毎日食べるだけで健康維持ができるフードだといってもよいでしょう。

ヒヨコ豆には、腸内の有害物質を排出するデトックス効果も

食物繊維豊富なヒヨコ豆には、腸内の有害物質や過度なコレステロールを体外へ排出する作用があります。

ビタミンやミネラルといった愛猫の健康維持に欠かせない必須アミノ酸もたくさん含まれており、滋養強壮としても役立ちますよ。

また、えんどう豆やヒヨコ豆などマメ科の植物に含まれるイソフラボンを摂取することで、乾燥によるフケ症などを改善する効果も期待できます。

ビール酵母配合で胃腸の消化機能をサポート

サーモン&チックピーにはビール酵母が配合されており、胃腸機能の回復を早めてくれます。

常日頃から新陳代謝を高めておくことで様々な病気の予防にもつながるので、子猫やシニア猫には特に意識して食べさせておきたいですね。

このキャットフードは離乳してすぐの子猫にも与えることができるフードなので、猫風邪などで免疫力が落ちている時の軟便・下痢予防としてもおススメです。

ナチュラルバランスを3分チェック

軟便・下痢時に押さえておくべきキャットフードの選び方のコツ

軟便・下痢時に押さえておくべきキャットフードの選び方

軟便ぎみの愛猫用にキャットフードを選ぶ時は、腸内環境を整える成分の入っている商品を選ぶことが大切です。

猫は完全肉食動物なので、主原料として良質なタンパク源を使用しているフードであれば、更に消化吸収がしやすくなります。

また、最近では小麦などの穀物にアレルギーを持っている猫も多いので、グレインフリーのフードだと更に安心ですね。

軟便・下痢時に摂取したい【オリゴ糖・ビール酵母・プロバイオティクス】

愛猫が軟便・下痢をしている時は、腸内環境を整える作用のある成分を積極的に摂るのが理想的です。

病気や異物誤飲など明らかな原因がある場合は動物病院で治療を受ける必要がありますが、ストレスや消化不良が原因の軟便・下痢は食事療法が基本。

お腹に良い成分を含むキャットフードを与えることで、愛猫の腸内環境を正常な状態に戻してあげましょう。

【善玉菌の栄養分】オリゴ糖(フラクトオリゴ糖・ガラクトオリゴ糖など)

オリゴ糖には猫の腸内の善玉菌を増やす効果があり、軟便・下痢対策に効果的な成分です。

大腸に届いたオリゴ糖は腸内細菌によって発酵されることで、悪玉菌の増殖を抑える有機酸を作り出します。

またオリゴ糖には善玉菌であるビフィズス菌の栄養分となることで、ビフィズス菌が増えるのをサポートする働きがあります。

フラクトオリゴ糖

砂糖をベースに作られたオリゴ糖で、数あるオリゴ糖のなかでも特に腸内環境を整える働きが優れています。

オリゴ糖全般にいえることですが、腸内環境が整うことで免疫力の向上や便臭の軽減といった嬉しい効果も期待できます。

ガラクトオリゴ糖

ガラクトオリゴ糖には、善玉菌であるビフィズス菌の数を増やす働きがあります。

ガラクトオリゴ糖は母乳にも含まれているオリゴ糖で、安全性がとても高いという特徴があります。

【栄養素が豊富】ビール酵母

ビール酵母には胃腸の働きを活発にする働きがあり、フードの消化を助けたり腸内環境を整えることができます。

また、新陳代謝を活発にする働きもあるので、弱った胃腸の回復を早める効果も期待できる成分といえるでしょう。

「ビールというからには、アルコールが入っているの?」

いいえ、ビール酵母はビールを作る時に使う発酵菌ですが、アルコールは含まれていません。

犬や猫などの動物にも無害なので、ビール酵母が含まれるキャットフードでも安心して与えてください。

ビール酵母にはビタミンやミネラルなどの必須アミノ酸をはじめ、猫の健康維持に役立つ栄養素もたくさん含まれています。

腸内環境の改善以外にも良い効果がたくさんあるので、普段から意識して摂取しておきたい成分です。

【腸内バランスの維持には】プロバイオティクス(乳酸菌・ビフィズス菌など)

プロバイオティクスは、お腹の健康を守り、愛猫の免疫力を強める働きがある「生きた微生物」のことです。

この微生物は腸内フローラのバランスを正常に保つことによって、腸内の良い菌を増やしたり、反対に悪い菌を減らしたりすることができます。

腸内フローラとは猫の腸内に存在する多種多様な細菌のグループのことで、大きく分けると善玉菌・悪玉菌・日和見菌の3つが分類されています。

この腸内フローラのバランスが何らかの原因で崩れると、腸が異常な動きをするようになり便秘や軟便・下痢などを引き起こします。

プロバイオティクスを含んだキャットフードを食べることによって、軟便や下痢を改善・予防する効果が期待できます。

乳酸菌

主に小腸で働く乳酸菌は腸内で乳酸や酢酸などの有機酸を作りだし、悪玉菌が増えるのを防ぐ働きがあります。

その他、免疫力を高める効果や腸内の腐敗を抑えるなどの作用もあり、軟便・下痢の改善に役立つ物質といえます。

ビフィズス菌

乳酸菌と同じように、乳酸や酢酸などの有機酸を作り出す働きがあります。

乳酸菌と違ってビフィズス菌は主に大腸で働く細菌なので、大腸性の軟便・下痢時には意識的に摂取したい物質です。

軟便・下痢時は不溶性食物繊維の摂りすぎに注意しよう

愛猫が軟便や下痢をしている時は、不溶性繊維の摂りすぎに注意しましょう。

不溶性繊維には便の水分を吸収する働きがあり、軟便や下痢を形のある便に近づけてくれます。

しかし、肉食の猫にとって穀物やマメ類に多く含まれる不溶性食物繊維は消化しづらく、胃腸に負担がかかりやすい物質です。

ただでさえ消化機能が弱っている胃腸に負担をかけてしまうと、胃腸が正常な状態に戻るには多くの時間がかかってしまうことも。

胃腸に負担がかかるほど大量の不溶性食物繊維を配合しているフードは少ないですが、あまりに安いフードには要注意。

残念なことに、粗悪なキャットフードの中には、コストを抑えるために不溶性食物繊維でかさまししているものも少なからず存在します。

大切な家族が毎日食べるものですから、フードの原料にはとことんこだわって選ぶようにしてくださいね。

不溶性食物繊維の量を確認するには「粗繊維」欄をチェック

不溶性食物繊維がどのくらい含まれているかは、フードの袋に書いてある粗繊維欄をチェックすれば分かります。

粗繊維とは食べ物を煮沸した時に壊れずに残った食物繊維のことで、不溶性繊維であるセルロースとリグニンが主に該当します。

つまり、この粗繊維の総量をみればキャットフードに含まれる不溶性食物繊維の大体の量を確認することができるというワケです。

体質に合わないキャットフードを選んで愛猫の軟便・下痢が悪化することのないように、フードの成分表はしっかりと確認しましょう。

食べさせ方の注意点

どんなに良い成分の入ったキャットフードでも、間違った食べさせ方をすると愛猫の軟便や下痢を悪化させてしまいかねません。

愛猫の軟便・下痢を改善するために新しいキャットフードを試す時は、必ず以下のような正しい方法で与えるようにしてくださいね。

キャットフードの切り替えはゆっくり時間をかけて

猫の胃腸はとてもデリケートなので、一気に新しいキャットフードへ切り替えるのはNGです。

フードの原料に対するアレルギー反応で下痢をしている場合は早急に切り替える必要がありますが、基本的にフードの切り替えはゆっくり行ってください。

フードの適切な切り替え方法としては、「今までのフードを1割ほど減らし、新しいフードを1割混ぜる」という考え方がポイントです。

健康な猫の場合1週間から10日ほどでフードの切り替えは完了しますが、お腹の調子が良くない時にはもう少しゆっくり時間をかけても構いません。

猫は食事や環境の変化にとても敏感に反応する動物なので、できるだけ余計なストレスを与えないやり方を心掛けましょう。

食事の回数は複数回に分けて、胃腸への負担を軽くする

1日に食べる量を3~4回など複数回に分けて与えることで、愛猫の胃腸に負担がかかりにくくなります。

1日の給与量はフードのカロリーと愛猫の体重によって違いますが、たとえ給与量の範囲内でも1度にたくさんの量を与えてはいけません。

私たち人間もそうですが、1度にたくさんの食べ物を食べるとお腹が張って苦しいですし、腹痛や胃痛を起こしやすいですよね。

大量の食べ物を消化するには胃腸にかなりの負担がかかるので、軟便・下痢の愛猫には少量の食事を複数回に分けて与えるようにしましょう。

特別療法食を与える時は必ず獣医師に相談しよう

軟便・下痢対策として特別療法食を与える時は、必ず事前に獣医師へ相談しておいてください。

キャットフードのなかには、特別療法食という「獣医師の指示のもとで与えるのが望ましい」とされている商品があります。

これらの多くはネット通販や動物病院併設のペットショップでも取り扱われていますが、初めは獣医師に処方してもらうのが理想的です。

何故なら、愛猫が下痢をしたからといって安易に食事を変えてしまうと、軟便・下痢の原因によっては症状が悪化してしまう可能性があるからです。

愛猫に特別療法食を与える時は、どうして愛猫がお腹を壊しているのか?その理由を獣医師に診断してもらってからにしてくださいね。

消化不良による軟便・下痢はキャットフードで予防できる

消化不良や腸内バランスの乱れで起こる軟便・下痢は、キャットフードを変えることで予防することができます。

病気や薬の副作用を除けば、猫がお腹を壊す理由のほとんどは「体質に合わないキャットフードを食べていること」が原因です。

どんなに評判の良いキャットフードでも愛猫の腸内環境や体質に合っていなければ、軟便や下痢を引き起こしてしまう可能性も十分考えられます。

愛猫の腸内環境を普段から整えていくためにも、毎日の食事はお腹に優しい成分が入ったものを選ぶようにしましょう。

まとめ:猫の体調管理で気をつけるべきポイント

猫は少しくらい体調が悪くても我慢してしまう動物なので、飼い主が異変に気づいてあげなくてはいけません。

いつもよりトイレの時間が長くないか?なんとなくフードの食いつきが悪いような感じがしないか?

など、毎日しっかりと様子を確認してあげましょう。

食欲や便の状態、飼い主への接し方など、愛猫が元気な時の様子を覚えておくことは、病気の早期発見・早期治療にとても役立ちます。

物言わぬ大切な家族の命を守るためにも、普段から十分なコミュニケーションをとるように心がけてあげてくださいね!

重要なポイントのおさらい

  • 愛猫の健康管理は毎日の食事から
  • キャットフードは愛猫の健康と命を支える大切なもの
  • いざという時のために、正常な便の状態を知っておこう
  • 子猫やシニア猫が軟便・下痢をしている時は早めに動物病院へ
  • キャットフードで愛猫の腸内環境を整えて、軟便・下痢の改善を
  • 猫はとてもデリケートなので、フードの切り替えは慎重に

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